「おいおい、そんな物騒なものを向けるなよ もう一回言うが、こんな便利な島がいい拠点にならないわけがないだろう？ 今みたいに連合と帝国の戦いも激化しなかった。 刃を俺に向けて襲ってくるだろ、それをするってことは。 それを何の躊躇いもなく手を切る覚悟でキャッチしようとするが傷一つ付かずに受け取ることが出来た。が、俺はどちらも無理だ。確かに怪しい人物ではあったが、ピアスの男たちと大分気質が違う。ただ、彼も今回までは素性を隠して活動していたようで、レギオンであるという事はこの映像で判明したわ」 「そんで、どうすんだよ？
っと、そんなことはどうでもいい。 「四女は小１で、家族のムードメーカー」 多分最初に出ためるちゃんかな？ 周りに待ち伏せはない。」 「気にしない気にしない！１３．継がれる歌 「まさか、あのモンスターがクレドヴァロールの王子とは…… 今日一日大変な思いをしたからだろう、私たちがツリーハウスの中に入って一息つく頃には皆寝入ってしまった。 ことあるごとに神託を受けていたらしい！ そして、彼が未来に関する神託を受けたある日、偶々彼亡き後に召喚された勇者の末路を知った！ と言うか叫ばないで普通に喋れないのだろうか。 防犯シャッターの降ろし方も分かってたし、機械に強いとも言っていたから、ここはルーンちゃんに任せることにしよう。なるほど今までのはちょっと手荒な受付だったって事か」 レベル一相当の警戒態勢を取っているエリアにこれから入るということは、さっきより手荒な歓迎を受けるだろう。
とりあえず帰るか。 ……わかるわけねえよな、考えたって。 「いや、今の台詞、まるで一緒に居たけど出社は別々にしましょって言う職場恋愛してるカップルみたいだな、って」 俺のその言葉に織笠はくるりと背中を向けた。 「あなたの推理があってるか、少し疑問になってきた…」 「まだ考えもまとめて無いからな、楽しみにしてろよ」 「そうね、あまりに的外れなものだったら思わず吹き出してしまいそうだし」 「ギャグ的な楽しみじゃねーよ！」 ーーー ーー ー 「やっぱそうか…」 織笠と別れて部屋で一人、ぽつりと呟く 必要な証拠、必要な情報は全て出揃ったはずだ それらが記された彼方メモを読み返し、情報をまとめ、答えを導く俺と春一はもう大学が決まってるから面談は無し、どうせ、個人面談中は自習時間なんだから、抜け出しても大丈夫だって！ 「…違うよ、祐樹。 器具を水で洗ってから、ランプを一つ借りて火で熱する。関連している文章：
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