あまりの壮絶な光景にメアルは双眼を瞬(しばた)かせたが、時任は全く動じていない。その名の通り、万物が釣り合いを保とうとする法則だ。まったく信じられない言葉が、日下部の口から飛び出した,
ディーゼル バッグ。 「私は先輩が好きです」 瞬間、呼吸が早くなった。 嫌な予感、という名のつく感覚を。 この沈黙が終わることが、怖い。 それをただ受けたのは、身体の自由が利かない状態にあるからという結論に行き着ける。 その相手は完全に目を回している黒猫をうつ伏せた状態のままその両脇に手を入れて揺さぶっている。今度のドラマは1月から放送だから『ばくせん』のときみたいに拘束厳しくない」 頬杖をついた将はみな子を見上げながら答える。
みな子は今や、聡に代わって、将の彼女とされているのだ。彼女、久しぶりー」 「もうあの痛々しい女いないじゃーん」 予想通り、そこには先ほどのナンパ男2人組がいた。そんなやつほっといてさー」 「東がいればスカイラブハリケーンでも練習するんだけどな。」 「持つべきものは優しくて時に容赦ない親友だよ……」 それ誉めてるの? 「じゃあね、七緒。」 「最近かわいい女の子狙った変質者が多いからね。 「何、学校にバレた? 「いや、たぶん前原。だって、速水のおじさんとお爺ちゃんを頼ったのは、あくまでも今後共働きになるパパとママの代わりに頼れる場所っていうだけで、何かあった時に連絡取れる場所が両親以外にあれば安心ってだけで……。
「はぁ……わかったよ。